濡れ縁

新しく据えた欅の濡れ縁が春の光に照らされ美しく輝きます。

今回も以前と同様に島村葭商店さんにお願いし古材の欅を2年かけて集めていただきました。

今回は以前より長い材が必要だったため、長年家を支え続けた江戸時代の古民家の欅の梁を板材に割ってくださり、惚れ惚れするような木目の欅板を収めていただきました。

長い時間をかけて乾燥した欅なので暴れることもなく、濡れ縁として美しい姿をみせてくれています。同じ時代を過ごした江戸時代の石積みとともに、いままでとこれからをつないでくれる存在になると良いなと思ってます。

そろそろ完成と思っていた湖里庵ですが少し遅れてしまいそうです。しかし、それも施工の皆さんが丁寧な仕事をしてくださってのことですので、もう少し楽しみは先に取っておくこととします。

桜の開花も早いような噂。当初桜を目指して目標を定めていましたが厳しそうですね。しかし、季節は巡ってまた来年もやってきます。ケーキの苺は最後までとっておくタイプですので、桜の風景も一年を乗り切ったご褒美とすることにします。