解体

湖里庵の解体が始まりました。

先代に残してもらったものを守れなかった悔しさと、次に進まなくてはという思いが入り混じり、解体の音とともに心に刺さります。

先代は写真が趣味で、赤とんぼをよく被写体としていました。

不思議なもので今日の解体の現場には沢山の赤とんぼが名残惜しむかのように舞っていました。

とんぼは前にしか進まないことから古来「不退転」を表したといわれています。

今日赤とんぼが現れたのは先代からのメッセージだと思い前を向いて歩みを進めたいと思います。