2021-02-13
以前の湖里庵の玄関を飾ってくれていた枡格子の天井を、新しい湖里庵でも使えることになりました。
2年半振りに倉庫から出された格子には当時の泥がついたままで、よく見ると崩落した屋根を支えた傷がたくさんあることに気づきました。
フラッシュバックするかのように当時のことを思い出しましたが、それは辛さではなく、再建の際に少しでも使えるようにと瓦礫の中から格子を掘り出してくれた方々の顔でした。
皆さんの想いのおかげで次も大切な場所を飾ってくれることになった枡格子。
残る傷は、新しい建物には似合わないかもしれませんが、その想いを伝える大切な印になってくれると思います。
完成まであと一ヶ月ほど、皆さんに見ていただける日が待ち遠しいです。